B社社長はサラリーマンから独立し、イベント企画の会社を運営していたが、イベント設営のための短期従業員に対する需要が高いことに着目し、現在の人材派遣事業会社を約10年前に立ち上げた。大学生アルバイト希望者の情報ネットワークを組織し、短期間のイベント要員を派遣する。
B社の狙いはヒットし、売上高は年々順調に増加、数年前にはベンチャーキャピタルからの資金も導入した。しかし本格的成長を目指すには財務上の大きな問題があった。
学生アルバイトの報酬は派遣終了後2週間程度で支払う必要があるが、一方で、受注先からの支払いは末締めの翌月末支払いが一般的であるため、人件費支払いが完全に先行して発生するのだ。売上が順調であるにも関わらず、社長の資金繰りの心労は耐えなかった。
財務責任者が社長に報告した。
「受注は事業計画を上回っていてますが、資金はもう限界です。」
「銀行との借入交渉はどうなっているんだ。」
「再三業況を説明して短期借入交渉を行っていますが、具体的な回答は未だにありません。」
こんなやり取りがもう数回続いていた。社長は思い余ってベンチャーキャピタルの担当者に相談、担当者からガリアプラスに対して売掛債権担保融資の可能性について打診された。
ガリアプラスは早速社長および財務担当役員と売掛金の状況と今後の受注見通しについて意見交換をおこなった。B社の粗利益率は約30%で、十分な利益を確保できる状況にあり、売掛金残高も約1億円程度で推移していた。B社は会計システムを日々入力するしっかりとした経理体制を持っていたため、データによる売掛金管理ができることから、3,000万円の売掛債権担保融資枠が設定された。
その後B社は順調に受注を進め、現在の売上高は前年比約50%増で推移している。
「売掛金の資金化コストは売上原価のようなもの。粗利益率に0.5%程度の影響があるが、受注増で営業利益が大幅に向上することを考えれば、非常に有効な資金調達手段だ。」
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