A社は工業用接着剤の製造販売をおこなっている。同社の長年に渡る研究が実り、一昨年にはコンクリートのクラックに浸透する、優れた接着効果のある製品の開発に成功した。
この接着剤はコンクリート土木建設分野で広くその利用価値が認められ、このところ施行をともなう注文の引合いが急増していた。しかし、建設業界は着工から支払までの期間が長いため、受注のための運転資金が不足していることは明らかだった。
社長はこの問題を解消すべく取引金融機関に相談したが、保証協会の枠はすべて利用中であり、不動産の担保枠も一杯となっていることから、積極支援を取りつける見通しは立っていなかった。社長は営業部から報告された受注予定明細をじっと見つめて考えていた。
「売掛金を資金化できれば資金難は解決するのだが。」
ガリアプラスの営業担当者がA社に訪問したのはこんなときだった。
同社の毎月の売掛債権残高は7,000万円を越えていた。ガリアプラスはA社の今後の受注見通しについて詳細なヒアリングをおこない、直ちに3,000万円の売掛債権担保融資枠を設定した。
ガリアプラスは、売掛金の推移をコンピュータ管理する。A社は会計システムに受注明細を入力しているため、取引開始以降の再融資、追加融資は、新しい売掛金明細などをデータで送るだけの簡単な手続きで完了する。
こうしてA社は、機動的な受注体制を整え、計画通り新規受注を拡大した結果、その後の取扱高は順調に推移し、今期は増収増益を見こんでいる。 |